外国人の同僚がミスをして口頭で謝罪までしたのに、翌日「始末書を書いてきてください」と言われたそうです。 口頭で済んだと思っていたのに、また紙が出てきたわけです。 ## ルール:言葉は消え、紙は残ります 韓国の会社では、大きなミスが起きると、何があったのかを文章に書いて提出するよう求められることがあります。 始末書は「物事の始めから終わりまでを記した文書」という意味です。 普通は、過ちを認めて二度としないと書きます。 会社がこうするのは、責任がどこにあるのかを記録に残すためです。 後で大ごとになったとき、言葉だけだと人によって記憶が違うんですよ。 ## 例外1:経緯書は謝罪文ではありません 経緯書は「どういうことだったのか」だけを書く文書です。 いつ、誰が、何をしたのかを時系列で事実だけ書きます。 だから始末書よりは軽いほうです。 ただ、会社によっては二つの名前を混ぜて使うこともあるので、タイトルだけ見て安心してはいけません。 ## 例外2:法律で求められている書類ではありません 始末書は、法律で必ず書くように定められている書類ではありません。 会社の規則によって異なります。 けれども、後に懲戒の根拠として使われることがあります。 ですので、次の点を覚えておいてください。 - 自分がしたことだけを事実のとおりに書いてください。 していないことまで認める文には気をつけてください。 - なぜ書かなければならないのか、会社の規則にあるのかを先に聞いてください。 就業規則は、たいてい会社に聞けば見せてもらえます。 - 意味が難しければ、署名する前に韓国人の友達や雇用労働部の相談窓口に聞いてください。 韓国語が苦手なほど「とりあえず言われたとおりに書こう」となりがちですが、紙は長く残ることを忘れないでください。