帰宅ラッシュの地下鉄です。 人々がぎゅうぎゅうに立っているのに、ピンク色や濃い色の座席はがらがらに空いています。 座ってもいいのでしょうか? ## その席は「もしかしたら来る人」の席です 優先席は、お年寄り、体の不自由な方、妊婦さんのための席です。 でも、座ったからといって罰せられるわけではありません。 それでも、韓国の人たちはたいてい空けておきます。 いつそういう人が乗ってくるかわからないので、あらかじめ席を空けておくのです。 ## 見た目ではわからない人もいます 妊婦さんは、お腹が大きくなる前は見分けにくいです。 だから、妊婦優先席は目立つピンク色をしています。 妊婦さんは、バッグにピンクのバッジやキーホルダーをつけることもあります。 その表示を見た人が席を立ってくれるんです。 ## 小さな約束が集まって社会のルールになります 法律ではないのに守られている理由があります。 狭い都市で多くの人が一緒に乗るので、お互い少しずつ我慢すればみんなが楽だと信じているからです。 空いた席は、その信頼が目に見える形になったものなんですよ。 旅行者が使えるコツもあります。 席がたくさん空いていて人が少ないときは、座っても大丈夫ですよ。 でも混んでいるときは、一般席を探してくださいね。 座っているときにお年寄りや妊婦さんが来たら、目で会釈をして席を譲ってください。 言葉が通じなくても、気持ちは伝わります。