週末の朝、北漢山の入口に立っていると、まず音が聞こえてきます。 落ち葉がカサカサと鳴り、登山用のストックが石にコツコツと当たります。 その合間を縫って、「こんにちは!」 という声が通り過ぎていきます。 初めて見るおじさんが、笑顔で挨拶してくれたんです。 外国人の学生が「あの方は知り合いですか?」 と尋ねました。 違います。 お互い知らない間柄です。 ## 息が切れると挨拶も短くなります 上り坂では息が切れて、長い言葉が話せません。 だから挨拶も短いんです。 「こんにちは」と言ったり、息混じりの「やあ~」という声と一緒にうなずくだけの人もいます。 冷たい空気の中で、その一言だけが温かく聞こえます。 地下鉄では知らない人に挨拶しませんが、山では違います。 ## なぜ山でだけそうなのでしょうか? 理由がひとつに決まっているわけではありません。 ただ、次のように説明する人が多いです。 山道は狭くて、ケガをしても助けを求めにくいんです。 だから、同じ道を行く人どうしが「ここにいますよ」と知らせ合う気持ちなのだそうです。 同じ山を登っている間は、ほんの少し仲間になったように感じる人も多いです。 都会では知らない人に話しかけられると警戒しますが、きつい道を一緒に登ると、少し心がほぐれます。 ## こうしてみましょう 難しくありません。 すれ違ったら、軽く頭を下げて「안녕하세요」と一言言えばいいですよ。 狭い道では、登っていく人に先に道を譲ることが多いです。 でも必ず守らなければならないルールではないので、お互い目を見て気楽に決めればいいですよ。 挨拶を返してもらえなくても、気を悪くしないでくださいね。 息が切れて話せなかっただけですから。